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葉っぱ1枚、小石1つ、砂1粒がこの世界で唯一のものとして存在している
事実と向きあう。地面と接し、空間を纏い、内包する記憶と時間の厚みが
重なり合うことで新たな存在の仕方が常に始まっている。
可視と不可視が行き交う物質の在り方について、あらためて見える部分の
物のリアルを掬っていきたい。
人もまた、明滅する記憶の群集の中で唯一の個人として存在しているから。

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